地震のあとは

事前の地震対策の準備も大切ですが、地震後の適切な行動もそれと同じくらい大切になります。避難の必要がない場合でも、別のもっと大きな揺れの地区からの影響でライフラインが滞ることもあります。揺れがおさまった後もあらゆることを想定して対策を行いましょう。

揺れが収まった後の正しい行動

余震に備える

余震とは

エレベーターは乗らない

揺れがおさまったあともエレベーターには乗らないようにしましょう。システム的に緊急停止し、閉じ込められることがあります。

しばらく屋内に戻らない

地震の規模が大きい地域では、揺れがやんでも、建物構造物内に無数のクラックが生じていることがあります。 後から壊れる事もあるので、大きな揺れがあった場合は、しばらくは屋内に戻らないようにしましょう。

山・崖には近づかない

余震などによって、地盤がゆるんでいる可能性があります。ちょっとした雨などで土砂災害(がけ崩れ・土石流・地すべり等)が引き起こされる危険があります。 家が山や崖から近い場合は、避難しましょう。

避難の必要が無い場合−家での過ごし方−

安否確認を行う

家族の身の安全を確認したら、災害情報、避難情報等インターネットを通して入手しましょう。  親戚などの身内の安否確認は、災害用伝言ダイヤル・災害用ブロードバンド伝言板・災害用伝言板が利用できます。  もし余裕があれば、近隣に、高齢者、病気療養、体の不自由な人、視覚聴覚障がいの人がいたら、声をかけて、応えられる範囲で助けてあげて下さい。

余震対策を行う

震災情報を聞いて、余震の恐れがある場合は、玄関ドアには棒などを挟んで、閉じ込められないように対策をします。

生活用水を確保する

生活用水としてバスタブに水を溜めておきましょう。なお、大きな揺れがあった地域では、水道管の破損などで水が汚染されていることも考えられるので、自治体から指示があるまでは飲用水としての水道の水の使用は控えたほうが安全です。

火の元を確認する

地震のあと、ガスが出たとしても壁の中の配管のエルボ等、ジョイント部で緩みが出ている場合があります。火器類に着火しないようガスの元栓を切っておきましょう。

停電対策をする

現在電力が確保されていても、あとから停電になることがあります。念のため、携帯などの充電機器類を通電しているうちに充電するといいでしょう。